大学在学中に約半年ほどスペインのバルセロナへ留学していました。
今回は留学に行く前にどんな勉強方法で準備をしたのかをシェアしたいと思います。
前提として私の留学は大学のプログラムだったため、大学の授業のなかにスペイン語の科目が組み込まれていました。
大学の授業で勉強しているからと言って新しい言語を話せるようになる人ってごくわずかです。
理由は大学の授業だけでは時間が足りていないから。
なので授業以外にどれだけ言語に時間を費やすことが出来るかが重要です。
なので今回は授業以外にどんな努力をしたのかという点に関して詳しく紹介したいと思います。
┃文法テキストは1冊をひたすら繰り返す

伝え方、順番、例題文に違いはあれど文法書に書いている内容はほぼ一緒。
私は大学の授業で利用していた文法のテキストをひたすら繰り替えしていました。
文法書での進出単語は全て暗記しました。
やはりコミュニケーションを取るにも、聞き取りをするにも、単語が分かっていないと理解は難しいです。
そして文法書は「文法を教えるための教科書」なので初歩的な単語がメインになります。
いきなり単語帳で「あれもこれも覚えるぞ」は心が折れてしまいます。
まずは文法書で文法を学びながら出てくる単語を確実に覚えることがおすすめです。
私が使っていたのは大学書林発行の『初歩のスペイン語』(写真左側)です。
白黒のイラストが多少入っているくらいで味気ないですが必要な情報がまとまっており、本気で勉強した方にはおすすめです。
┃辞書は「日⇔西」「西⇔西」辞書の二つ使い
留学前も留学中も2種類の辞書を使用していました。
電子辞書には「日⇔西」辞書をダウンロード、写真右側のミニサイズの「西⇔西」辞書を相棒にしていました。
電子辞書を使うメリットは持ち運びのしやすさと音声確認ができる事。
お持ちの電子辞書に簡単に追加することが出来るのでこれは絶対にやった方がいいです!
手っ取り早く意味を理解するには「日⇔西」辞書が役に立ちますが、ある程度スペイン語の知識が着いたら「西⇔西」辞書もオススメです。
単語の意味をスペイン語で知ることによって「言い換える力」が身に付きます。
コミュニケーションにおいて完璧な単語力は必要ないと考えています。
単語が分からなくても、形や色、状況、心情を伝えることが出来たらコミュニケーションは成立することが多いです。
とは言え、スペイン語がまったく分からない段階でこの方法を取り入れると挫折する可能性が高いので中級者向けですね。
ぜひ「西⇔西」辞書を使うことで単語の幅を広げ、言い換える力を身に付けてください。
これが出来ると留学中のコミュニケーションで役に立つはずです。
┃自分をスペイン語に溢れた環境に身を置く

留学前の準備で一番大切なことは「スペイン語の環境に身を置くこと」だと思います。
赤ちゃんが自分の国の言葉を自然と話せるようになるのは、赤ちゃんの周りにその言語が溢れているから。自然と文法を理解し、自然と単語の意味を理解し、自然と発音が出来るよになります。
そのプロセスを同じように辿ればいいんです。
とはいえ日本の生活で身の回りの言語を変えることが難しいものだというのも分かります。
大学生だった私が実際に環境を変えるために行った行動をまとめました。
①スペイン語圏の大使館でインターン
スペイン語を話す人と直接話して練習したい、スペイン語に溢れた環境に身を置きたいと考えて私が選んだのは「大使館」でした。
スペイン語の勉強を始めて半年程たった時に、応募し給料は発生しないインターンとして週2,3日お手伝いさせてもらいました。
これは都市部に住んでいる学生さんしかできないことだと思いますが、なかなか刺激的な環境でした。
掛かってくる電話はスペイン語、手紙や資料はスペイン語、同僚や大使と話すときはスペイン語、、、といった感じでプチ留学気分を味わえました。
外交官の仕事を覗きみることも出来て一石二鳥ですね。
私が参加したインターンは学生団体が主催しているモノなので検索すると複数団体見つかると思います。
②日本に住んでいるスペイン語話者に会う
このご時世色んな方法で日本在住の外国人へコンタクトが可能です。
例えばスペイン語圏の方々があつまるコミュニティに参加したり、Instagramのハッシュタグで同じ趣味の人を探してDMを送ってみたり、「hello talk」のようなチャットアプリで添削してもらいながら会話をしてみたり。。。
コロナの影響で直接会うことが出来なくてもアプリでの会話やオンライン学習はいくらでも探したら出てきます。
私は市ヶ谷にあるセルバンテス文化センターでのイベントなどに参加していました。
スペイン語の図書館もあり、職員さんはスペイン語で話してくれるので会話の練習にもなります。
③スペイン語の音楽や映画で楽しみながら勉強
私は特に音楽を聴きながら勉強しました。
最初は意味は考えずに何度も音楽を聴き、単語が聞き取れるようになったら「こんな意味かな?」と想像をしてから歌詞をみて答え合わせ。
分からない単語があれば調べる。という作業を繰り返していました。
これは留学中にもよく行っていました。ストレスなく学べるので気分転換になりますね。
オススメの曲はこちら
・Alvaro Solerの「El Mismo Sol」
・Marc Anthonyの「Vivir Mi Vida」
・Shakiraの「La Tortura」
┃まとめ
語学学習はご自身の行動次第で飛躍的に伸ばすことが出来る分野です。
社会人となると忙しくて時間が作れない方も多いと思いますが通勤時間や、スマホをいじっている時間、テレビを見ている時間を有効活用してスキルアップに努めていきましょう。
コメント