【脱プラのススメ】私たちは知らないうちにプラスチックを食べている・・・?

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不安を煽るようなタイトルをつけてしまいましたが、私たちの周りを見渡すとプラスチック製品に囲まれています。

このプラスチック製品が最終的に私たちの体内に入り込むという恐ろしいことが実際に起こっているのはご存じでしょうか。

レジ袋が有料になったり、紙ストローが導入されたりと「脱プラスチック」の流れが生まれ、潜在的に「プラスチックは悪いもの」という意識はありますが、具体的にどのような影響を私たちに与えるのでしょうか。

この記事はプラスチックが「私たちに」与える影響を解説し、解決策を提案したいと思います。

この記事はこんな人に参考になります!

  • 「プラスチック問題」について知りたい人
  • プラスチックが私たちに与える影響を知りたい人
  • 「マイクロプラスチック問題」について知りたい人
  • 脱プラ生活に挑戦しようと思っている人
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私たちは既にプラスチックを食べている・・・?

「いやいや、プラスチックを食べるわけないでしょう」

という声が聞こえてきそうですが、もちろん食事として食べているわけではなく「知らないうちに」体内に入ってきているのです。

どういう事かというと海に流出したプラスチック製品が紫外線や波により小さな粒となり、エサと間違えた魚などの海洋生物の体内に蓄積します。その体内にプラスチックを蓄えた海洋生物を食卓で食べているのは私たち。

「利便性」と「低価格」を求めて生まれたプラスチックが人間の体内に到達しているという皮肉な事態が起こっているのです。

※プラスチックが原因の健康被害の報告はないため、人体への影響は明確ではありません。

紫外線や波によって細分化されたプラスチックの事を「マイクロプラスチック」と呼び、私たちに大きな影響を与えるために問題視されています。

次の章では「マイクロプラスチック問題」について解説していきます。

2050年には海中のプラスチックが世界中の魚の重量を超える可能性アリ

海に流出したプラスチックは海岸に打ち上げられるか、細分化されマイクロプラスチックとして沖に流されるかのどちらか。

細分化される前のプラスチックをエサと間違え飲み込み、ノドに詰まらせて死んでしまう海洋生物の画像を皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

マイクロプラスチックとなった場合は小魚や貝などの小型の海洋生物に取り込まれやすく、食物連鎖によって徐々に海洋生物の体内に取り込まれていきます。その先に人間がいるのです。

近年では東京湾で捕獲された魚からもマイクロプラスチックが検出されており、もう既にマイクロプラスチックの影響を受けている事態です。

「マイクロプラスチック問題」がさらに懸念されているものは、プラスチックが吸着する有害な化学物質

海中には工業化学薬品や農薬が漂っており、プラスチックはそれらを吸着しやすく、海への有害物質の影響がさらに高まる危険があります。

プラスチックが製造する過程で添加された有害物質と、海中で吸着した有害物質の両方が海洋生物の体内で蓄積されてしまうことになるのです。

海産物をよく食べる私たちだからこそ、有害物質で汚染された海で育ったものは口にしたくないと思うのは当たり前だと思います。

ですがこのままのペースでいけば2050年までに海中のプラスチックが「世界中の魚の総重量を超える」と警告されています。

参考文献:日本経済新聞『カタクチイワシの8割からプラごみ 東京湾で、国内初』

世界で毎年800万トンのプラスチックを海に流出し、人間は毎週クレカ1枚分のプラスチックを体内に蓄積している

私たちはどれほどのプラスチックを廃棄し、どれくらいのプラスチックが体内に入ってきているのか。

まず、海に流れ込むプラスチックは世界で年間800万トン

既に海には1億5000万トンのプラスチックが存在すると言われており、それらに加えて毎年800万トンのプラスチックが流出していることになります。

数字が大きすぎて感覚がつかめませんね。。。

日本人に関する数字では「使い捨てプラスチックの包装を年間32キロ廃棄している」という調査があります。

確かにスーパーに行くと食べ物のほとんどがプラスチックに包まれていますよね。この数字はアメリカに次いで世界2位ということです。

プラスチックに関する調査の中で最も衝撃だったのは「1週間あたりクレジットカード1枚分のプラスチックを体内に摂取している」という結果です。

信じたくない調査結果ですが約5グラム(クレジットカード1枚分)のプラスチック粒子を水道水などから摂取している可能性を示唆しました。年間にすると250グラムとなります。

私たちが出したごみなのだから私たちに帰ってくるというのは当たり前かもしれませんが、多くの人はプラスチックの環境への影響は想像できても私自身に影響を及ぼしているとは考えもしないかもしれませんね。

参考文献:WWFジャパン

しっかり分別していれば問題ないよね・・・?

日本では分別して捨てる習慣があるから海に流れたりすることはないよね?

と疑問を持つ人も多いと思います。

ただ日本のゴミ事情を見ると安心できないのが現状です。

環境省によると2013年に日本で処分された940万トンのプラスチックのうちリサイクルされたのは18%、さらに国内でリサイクルされるのはたったの4%だったという調査があります。

その他の内訳はどうなっているのかというと、焼却して熱エネルギーや固形燃料にする「熱回収」が57%、未使用が18%、化学的に分解して化学燃料にする「ケミカルリサイクル」が3%という結果に。

ちなみに「熱回収」という方法は国際的な基準ではリサイクルに含まないのが一般的で、その理由は地球温暖化の原因といえる二酸化炭素を多く排出するからです。

まや2021年から「バーゼル条約」によって「汚れた廃プラスチック」の輸出入が規制されることになりました。汚れたプラごみが放置されたり、洗浄の廃水が川に垂れ流されたりして環境問題や住民の健康問題が起きたからです。

今までは中国や東南アジアに輸出して処理されてきましたが、輸入規制が強まり、国内で処理しきれないプラスチックの量が増えていくことに。

私たちのゴミの捨て方も見直しが必要ですね。

未来のために私たちが出来ること

では私たちには何が出来るのか。

プラスチック汚染に歯止めをかけるには、とにかく使用量を減らすしかありません。

改めて私たちの生活を振り返ると、使っているほとんどの製品がプラスチックから出来ています。

しかも一度使ったり、一定期間のみ使用した捨ててしまう「使い捨て品」。

安く、便利で、衛生的。

プラスチックは私たちの生活になくてはならないものですが、今までの生活を見直しプラスチック量を減らすしかないのです。

とはいえ今から100%脱プラ生活を送ることは不可能。

なので使用頻度の高いものからプラスチック以外の製品に移行していけばいいと思います。

それから手放すときは「リサイクル出来ないか」など環境に配慮した生活を心がけるところから始めていきましょう。

まとめ

今回は「脱プラスチック」をテーマにプラスチックが私たちに与える影響について解説してみました。

プラスチックの便利さと手軽さは他のモノに代えがたいかもしれませんが、環境だけでなく私たちの生活にまで影響を受けていることが分かりました。

私が「脱プラ」について考えるうえで参考にした本は以下の通りです。

特に「FRAU」は雑誌ということもあり、非常に分かりやすくまとめてりました。プラスチックだけでなく「SDGs」についても学べる号となっています。

興味がある方はぜひチェックしてみてください!

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